高品質の写真プリント、いわゆるファインアートプリントは、ギャラリーや美術館で、アートと写真の専門家によって使用され、極めて優れた仕上がりを持っています。こうしたファインアートプリントの背景には数多くの用紙の種類が存在します。
 
最適なファインアート用紙を選ぶためには、次の2つのパラメーターを考慮することが必要です:
  • 表現者としての情動(質感、剛さおよび用紙の外観や寸法);
  • 技術的特性(用紙の素材の構成、プリントの品質など)


ファインアート用紙を選ぶ: 感動の 歴史

 
紙の厚み、色調および質感は、写真用紙の選択に関わる3つの「知覚的」要素です。
紙の厚みは剛さに関わっていますが、手に撮ったときの抵抗にも影響します。
 
すべてのファインアート写真用紙が同じ種類の白さを持つわけではありません。ある種類の用紙の色相は、別の種類の用紙よりも「温度が高く、温かみがある」色になっています。したがって、例えば Canson® Infinity Photo Lustre Premium RC  は、シリーズで最も強い白さを持った用紙の1つです。またCanson® Infinity Platine Fibre Rag はより温度が高く温かみのある色調を持っています。この要素については、モノクロまたはカラーのどちらで写真をプリントするかによって、適した用紙を選ぶことが必要です。実際に、灰色のニュアンスは「温度の高い、温かみのある」色相の用紙ではより純度が低くなっています。
 
質感は、紙に触れたときの間隔に影響します。すなわち、滑らかさ、荒さなどです。一般に滑らかな紙は、屋内で撮影された写真のプリントに適します。一方でより目の粗い質感を持った紙は、もっと屋外で撮影した写真のプリントに適しています。例えば、 Canson® Infinity Velin Museum Rag 315 g/m2 mat  は、滑らかな表面を持っており、かつわずかな粗目を感じる質感になっています。これは、高品質の写真プリントに最適な構造です。
 
Canson® Infinity では、用紙の Discovery Pack  (ディスカバリーパック)が用意され、このパックからさまざまな種類の用紙を試し、求める要素に最も適した用紙を見つけることができます。 Discovery pack Fine Art (ディスカバリーパック ファインアート)は、主にファインアート用紙を中心に、 Discovery pack Fine Art Photo (ディスカバリーパック ファインアート フォト)は、特にRC紙(レジンコート紙)を中心に、写真向け用紙を集めたパックです。
 

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