ヴィダロン、製紙技術の発祥の地

ボージューの製紙業者の息子だったミッシェル・モンゴルフィエとレイモン・モンゴルフィエは、ヴィダロンに 進出し、そこではオーヴェルニュ出身の製紙業者シェル(Chelles)家が、代々製紙の糊付けの仕事を行っていました。モンゴルフィエの二人の息子たちは、その地の主ともいえ るシェル家の二人の娘たち、フランソワーズとマルグリットに恋をし、わずか二週間後に結婚に至りました。 こうして、モンゴルフィエ家がヴィヴァレ地方に根を下ろしたのでした。
ヴィダロンの製紙用水車。石造りの地上階の上に作られた木製の乾燥室 © Musée des papeteries Canson et Montgolfier